ビーチとマリーナのサステナブルな運営を通じて、環境負荷や地域課題を解決し、誰もが安全に気持ちよく過ごせる海辺を──。 今年も、国内のビーチやマリーナにおいて、国際環境認証「ブルーフラッグ」の取得および更新が決定いたしました! ブルーフラッグは、ビーチとマリーナそれぞれに課された厳しい国際基準に準拠することが求められ、国内および国際審査を経て選定されます。国内での取り組みも着実に広がりを見せており、今年も青く美しい旗が日本の海辺に掲げられることになりました。 私たちの日常にある海辺の環境を守り、皆様が安心・安全に楽しめる場所を維持するために活動されている皆様に、心より敬意を表します。 認証対象施設一覧 今年も多くの美しいビーチやマリーナが認定されました。対象施設は以下の通りです。 ビーチ(Beaches) ・由比ガ浜海水浴場(Yuigahama Beach) ・若狭和田ビーチ(Wakasa Wada Beach) ・須磨海水浴場(Suma Beach) ・本須賀海水浴場(Motosuka Beach) ・逗子海水浴場(Zushi Beach) ・興津海水浴場(Okitsu Beach) ・菖蒲田海水浴場(Shobuta Beach) ・小田の浜海水浴場(Odanohama Beach) ・サンオーレそではま海水浴場(Sun-Ole Sodehama Beach) ・二色の浜海水浴場(Nishikinohama Beach) ・高田松原海水浴場(Takata Matsubara Beach) ・吉里吉里海岸海水浴場(Kirikiri Kaigan Beach) マリーナ(Marinas) ・リビエラ逗子マリーナ(Riviera Zushi Marina) ・リビエラシーボニアマリーナ(Riviera Seabornia Marina) ・ヤンマーサンセットマリーナ(Yanmar Sunset Marina) JARTAとしての思い JARTAではこれからも、日本全国のビーチやマリーナ、そしてやがては観光船舶においてもブルーフラッグが掲揚されるよう、BFサイトの皆様や日本ブルーフラッグ協会と連携しながら活動を続けていきたいと思います。 ぜひ、ブルーフラッグの掲げられた素敵なビーチやマリーナへ、足を運んでみてください!
2026年6月開催グリーンキー研修会のご案内です。 取り組みを効果的に進めるためには、社内での理解と浸透が重要です。 研修を通じて、サステナビリティに取り組む意義と目的に ついて様々な気づきを得ながら、各基準の理解を深めていきましょう。 詳細・お申込みはこちらからどうぞ --------------------------------------------- 6月2日東京会場詳細はコチラ ▶︎東京会場お申込み ---------------------------------------------- 6月3日京都会場詳細はコチラ ▶︎京都会場お申し込み
平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。 弊社はカレンダー通りの営業となりますが、下記のゴールデンウイーク期間中につきましては電話対応を休止させていただきます。 電話対応休止期間:令和8年5月2日(土)~5月6日(水) お問い合わせにつきましては、弊社ホームページ内の「お問い合わせフォーム」よりご連絡いただけますようお願いいたします。順次ご対応させていただきます。 ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
JARTAが支援する国際環境認証「Green Key(グリーンキー)」取得施設が、具体的にどのような活動を行っているのか、その「舞台裏」をご紹介する特設ページを公開いたしました。 今回は、先日開催された授賞式での「グッドプラクティス発表」をもとに、13施設の創意工夫を凝らした環境保護活動を記事としてまとめています。 今後の展望 今回の13施設を皮切りに、今後は全国の認証施設の取り組みを順次アップデートしていく予定です。 このページが、新たに認証取得を目指す施設様へのインスピレーションとなるだけでなく、一般のゲストの皆様にとっても、ホテルが地球の未来のために積み重ねている「真摯な挑戦」を知っていただくきっかけになれば幸いです。 各施設の情熱が詰まったレポートを、ぜひご覧ください。 ▼「環境への取り組み」紹介ページはこちら https://jarta.org/gk-goodpractice/
1.施設概要 大阪・心斎橋の中心部に位置する「HOTEL THE FLAG 心斎橋」は、全162室の宿泊特化型ホテルです。宿泊客の約7割を欧米客が占め、国内客は1%未満という極めて高いインバウンド比率が特徴です。2022年の再開後、環境意識の高い海外ゲストのニーズに応えるべく、全部署が連携したサステナブルな運営を加速させています。 2. グッドプラクティス ゲストの価値観とホテルの運用を合致させた、実効性の高い削減策を展開しています。 ・リユースボトルによる「ペットボトル完全撤廃」: 客室でのペットボトル提供を廃止し、ウォーターサーバーの設置とリユースボトルの貸出制へ移行。欧米ゲストのマイボトル持参率の高さもあり、導入後「素晴らしい取り組みだ」と口コミでも高く評価されました。清掃、レストラン(洗浄)、フロント(貸出)の全部署が連携し、円滑な循環サイクルを構築しています。 ・現場の「もったいない」を解決する備品選定: 雨の日の「使い捨て傘袋」を廃止し、水滴を振り落とす装置を導入。さらに、日々の業務で発生する膨大なメモ書きを削減するため、電子メモパッドを導入しました。いずれもスタッフの「1回で捨てるのがもったいない」という気づきから生まれた、地に足の着いた取り組みです。 3. 課題 全スタッフが自社雇用の社員・アルバイトであるため館内連携は非常にスムーズですが、一方で外部サプライヤーに関わる領域が次なる壁となっています。 ・外部委託領域へのアプローチ: リネン会社が使用する洗剤の選定など、自社内だけでは完結できない外部業者との調整において、グリーンキーのより高い基準をどう達成していくかが今後の課題です。 4. メッセージ 「当ホテルの取り組みは、まず現場に『可能かどうか』を相談し、各部署と合意形成をしながら進めることを大切にしています。ゲストの皆様からはサステナブルな姿勢を高く評価いただいており、それがスタッフのモチベーションにもつながっています。今後は外部パートナーとも手を取り合い、より高度な環境経営を目指してまいります。」
1.施設概要 京都駅から徒歩8分に位置する「メルキュール京都ステーション」は、全225室を備えるシティ型ホテルです。宿泊客の約9割がインバウンドという極めて高い海外客比率を背景に、宿泊部門のダイレクターを中心に、既存のインフラ設備を最大限に活用した独自の環境負荷低減策を推進しています。 2. グッドプラクティス 同ホテルでは、客層の特性を徹底的に分析し、顧客満足度を維持しながらリソースを削減する「攻めの運用」と、無駄を徹底して排除する「循環型フードロス対策」を実現しています。 ・インバウンド特性を活かした節電・節水: 海外ゲストの利用習慣を考慮し、温水洗浄便座のデフォルト電源オフや、気候に合わせた客室空調の最適化を実施。シャワー流量も「毎分7L」という独自の満足度基準を設け、精緻なラインチャージ調整を行いました。結果として、お客様からのクレームを出すことなく大幅なエネルギー削減を達成しています。 ・「1/10」まで圧縮したフードロス削減: 朝食提供では、その日の客層(地域・国籍)に合わせてシェフがメニューの提供量を細かく調整。さらに、ビュッフェの余剰可食部を従業員カフェテリアへ提供し、残量をリスト化して管理することで、廃棄量を従来の約10分の1まで削減しました。物価高における従業員の食事支援(還元)にも繋がる好循環を生んでいます。 3. 課題 サステナブルな取り組みを「属人化」させず、いかにホテルの「文化」として根付かせるかが現在の大きな課題です。特定の担当者が不在になっても活動が途絶えないよう、各部署から責任者を選出した「委員会体制」を整えていますが、全スタッフへの意識浸透と継続的な仕組みづくりは、現在も試行錯誤の道半ばにあります。 4. メッセージ 「ホテルは開業時の設備に縛られがちですが、運用の工夫次第でできることは多々あります。特にインバウンド比率が高い施設では、これまでの常識にとらわれない『攻めた取り組み』も、お客様の理解を得ながら進めることが可能です。今後も他施設様と苦労や知見 を共有しながら、組織全体でサステナブル経営を深化させていきたいと考えています。」
1. 施設概要 大阪の堂島エリアに位置し、遊び心あふれるデザインが特徴の「アロフト大阪堂島」。従業員約60名という少数精鋭のセレクトスタイルホテルでありながら、スタッフ一人ひとりの環境意識を高め、5年後、10年後も持続可能な運営体制の構築を目指しています。 2. グッドプラクティス 技術的なデータの活用と、現場視点を取り入れた組織運営が強みです。 ・水圧計を用いた精密な水量調整: 当初はシャワー水量を一律で制限したことにより、トイレの水圧低下や洗面台の湯温不安定などの二次的課題が発生しました。2年目の更新に向け、設備担当と協力して「水圧計」を用いた再調整を実施。水道管の構造に合わせた最適化を行うことで、節水と顧客満足度の維持(トラブル解消)を両立させました。 ・3名の「チャンピオン」体制: 特定の担当者への属人化を防ぐため、現在は3名体制でプロジェクトを牽引。現場のオペレーションに精通したスタッフをリーダーに加えることで、ゲストへの伝え方や現場の改善点をスピーディに吸い上げる体制を整えています。 3. 課題 最大かつ継続的な課題は「従業員60名全員の意識統一」です。一部の担当者だけでなく、全スタッフが同じ熱量でサステナビリティに取り組めるよう、研修や情報共有の質をいかに高めていくか、日々模索を続けています。 4. メッセージ 「セレクトスタイルのホテルでは、限られた人数でいかに効率的、かつ継続的に取り組むかが共通の悩みだと思います。私たちの失敗例や解決策を共有し合うことで、同じような悩みを持つ施設様と一緒に成長していければ幸いです。」
1. 施設概要:京都の玄関口で、少数精鋭のチームが挑むサステナビリティ 京都駅八条口の正面に位置し、インバウンド比率が約75〜80%にのぼる「イビススタイルズ京都ステーション」。同ホテルは、スタッフ18名という少数精鋭の体制ながら、テナントのレストランや外部の設備・清掃パートナー会社と「一団」となってグリーンキーの評価基準に取り組んでいます。 2. グッドプラクティス:戦略的「エコ清掃」による劇的な成果 同ホテルが最も注力したのは、清掃オペレーションの抜本的な見直しです。3日に1度のフル清掃を基本とし、それ以外はゴミ回収とタオル交換のみとする「エコ清掃」を標準サービスとして導入しました。 ・パートナー企業との連携: サステナビリティに注力するリネン供給会社と協力し、リネン洗濯に伴う燃料代や水量の削減を徹底。 ・ 経営への貢献: この取り組みの結果、売上規模を維持しながらもGOP(営業純利益)を大きく伸ばすことに成功。 生み出された利益を従業員へ還元するという、サステナブルな経営サイクルを実現しました。 ・ゲストの反応: インバウンド客の理解が得られやすく、オペレーション変更による口コミへの悪影響はほとんど見られませんでした。 3. 課題:設備特性に合わせた「こまめな調整」の重要性 一方で、ハード面の課題も浮き彫りになりました。節水のためにシャワーの水量調整を行った際、建物の構造上、気温の変化によって給湯量が変動してしまう事象が発生しました。 ・教訓: 冬場に湯量が不足し、一部のお客様からご指摘をいただく結果となりました。「一度設定して終わり」ではなく、季節や気温の変化に応じて現場スタッフがこまめに微調整を繰り返す運用の重要性を、次なる改善ポイントとして掲げています。 4. 導入を検討する施設へのメッセージ イビススタイルズ京都ステーションの事例は、特にインバウンド比率の高い施設において「エコ清掃」が極めて有効な手段であることを示しています。 「毎日フル清掃を行う」という従来の常識を見直し、3〜4日に1回のサイクルを基本とすることで、環境負荷の低減とコスト削減を同時に達成できます。同ホテルは、この実体験をもとに、グリーンキーの精神を経営の根幹に据えた活動を続けています。
1.施設概要 JR大阪駅から地下道直結という至便な立地に位置する「ザ・リッツ・カールトン大阪」は、1997年に日本第一号のリッツ・カールトンとして開業し、2026年5月で29年目を迎えます。291室の客室、6つのレストランとバー、10以上の宴会場を備える日本を代表するラグジュアリーホテルとして、長年取り組んできた地域社会への貢献をベースに、大阪府内初となるグリーンキー認証を取得しました。 2.グッドプラクティス 既存の活動を体系化し、全従業員が「自分たちの取り組み」として認識できる仕組みを整えています。 ・アナログとデジタルを掛け合わせた「周知の徹底」: 13項目におよぶグリーンキーの評価基準と具体的な取り組み内容を、従業員スペースの掲示板に分かりやすくビジュアル化して掲示。さらに、四半期に一度開催される全従業員会議の場でも進捗状況を共有することで、部署を超えた共通認識の形成を図っています。 ・チームの「階層の広がり」: 取得当初は部門長クラスを中心としたチーム構成でしたが、2年目、3年目と更新を重ねる中で、一般職のスタッフも積極的にプロジェクトへ参画。活動の主体がトップダウンから、現場のメンバーへと確実に広がっています。 3.課題 大規模かつ多機能なホテルゆえの「情報の解像度の差」が課題となっています。 ・部署間の理解の平準化: 各部署が担当する領域については深い理解がある一方、他部署の取り組みについては把握しきれていない現状があります。ホテル全体が一つのチームとして全項目の意図を深く理解し、相乗効果を生み出すためのコミュニケーション強化を今後の目標に掲げています。 4.メッセージ 「グリーンキーの取得を掲げたことで、お客様からもポジティブなお声をいただく機会が増えました。私たちの取り組みは、取得のためにゼロから始めたものではなく、これまでの歴史の中で大切にしてきた価値観の延長線上にあります。これからも伝統あるホスピタリティを守りながら、スタッフ一人ひとりの理解を深め、サステナブルな未来への歩みを共に進めてまいります。」