一般社団法人JARTA(Japan Alliance of Responsible Travel Agencies)は、京都および東京にてグリーンキー(Green Key)研修を開催しました。 本研修には、グリーンキーの取得・運用に取り組む宿泊事業者をはじめ、マネジメント層、サステナビリティ担当者、現場で業務に携わるスタッフの皆さまなど、さまざまな立場の方にご参加いただきました。 【グリーンキー研修チラシ京都会場3月17日】 【グリーンキー研修チラシ東京会場チラシ3月18日】 研修の目的 本研修は、グリーンキーに取り組む意義や、持続可能な観光に取り組む意味を体系的に理解していただくことを目的として実施しました。 単に認証取得を目指すための知識提供にとどまらず、 なぜ今、企業としてサステナビリティに取り組む必要があるのか その取り組みが、日常の運営やサービスの質向上にどのようにつながるのか といった点を整理し、社内での共通理解を深める機会となることを重視しています。 マネジメント層・サステナビリティリーダーの皆さまへ マネジメント層やサステナビリティチームの皆さまにとって、本研修は基礎的な考え方を整理し、社内にどのように取り組みを浸透させていくかを考えるきっかけとなります。 また、グリーンキーに限らず、日々の運営を見直し、マネジメントシステム全体を改善するための視点やヒントを得られる点も、大きな特徴です。 現場で働く社員の皆さまへ 社員一人ひとりが、日常業務の中でグリーンキーやサステナビリティの基準を意識することで、自分たちの仕事の意義がより明確になります。 さらに、地域やサプライヤーとの関係性を見直すきっかけにもなり、そこから生まれる多様なストーリーが、ゲストへのより良いサービスや、自然なおもてなしへとつながっていきます。 研修を通じて、普段働いている職場や、その周辺地域の環境を、これまでとは異なる視点で捉え直す参加者の姿も多く見られました。 今後に向けて JARTAでは今後も、グリーンキーをはじめとする国際認証制度を「取得すること」だけでなく、「日常の運営に根付かせること」を重視し、研修や情報提供を継続してまいります。 社員研修の一環としての活用や、これから取り組みを始める事業者の皆さまにも、引き続きご参加いただければ幸いです。
サステナブルツーリズムとJARTAが目指す「未来につながる旅」 一般社団法人JARTAは、第18回HESDフォーラムにおいて、「サステナブルツーリズムとは何か」をテーマに発表を行いました。本発表では、観光が地域社会・地域経済・文化・自然環境と深く結びついていることを改めて確認し、「どのように旅をするか」がこれからの観光において重要であることを伝えました。 観光は、適切に行われれば地域を元気にし、文化を守り、自然を大切にする価値を生み出します。一方で、行き過ぎた観光は、オーバーツーリズムや住民の暮らしへの影響、自然環境の劣化といった課題も引き起こします。 そのためJARTAでは、観光そのものを善悪で捉えるのではなく、旅行者一人ひとりの姿勢や行動が問われているという考え方を重視しています。 発表では、その具体的な考え方として「ツーリストシップ(Touristship)」を紹介しました。 ツーリストシップとは、旅先に配慮し、地域や人々との交流を大切にしながら旅を楽しむ、旅行者としての心構えと行動を指します。特別なことではなく、地元のお店を選ぶ、ルールを守る、混雑を避ける、文化や自然を尊重するなど、日常的な小さな行動の積み重ねが、旅の質を高め、地域との良い関係を生み出します。 一方で、旅行者にとって「本当に信頼できる観光事業者」を見分けることは簡単ではありません。そこで重要な役割を果たすのが、サステナブルツーリズムの認証制度です。 JARTAは、第三者による客観的な評価を通じて、事業者の環境・社会・経済への配慮を可視化する仕組みとして、以下の国際認証制度を日本で運営しています。 Green Key(宿泊施設) Travelife(旅行会社) Blue Flag(ビーチ・海洋エリア) これらの認証は、事業者の行動を支え、旅行者にとっての信頼できる「目印」となり、持続可能な観光を後押しします。 本発表では、ツーリストシップという「心構え」と、認証制度という「行動の仕組み」が組み合わさることで、SDGsは目的ではなく結果として達成されていくことも強調しました。観光は、人やお金、価値観を動かし、異文化理解や平和にも貢献できる、大きな可能性を持つ分野です。 JARTAは今後も、観光をESD(持続可能な開発のための教育)を社会の中で実践する有効な手段として位置づけ、「旅する人も、地域も、自然も幸せになる観光」=未来につながる旅の実現に向けて取り組んでいきます。 ▼立教大学イベントページ 公開フォーラム「HESDフォーラム2025」
サステナブルな旅の魅力を発信するウェブメディア「リジェネ旅」にて、先日京都で開催いたしました「第2回 グリーンキー授賞式 」の取材記事が公開されました。 記事内では、当日の授賞式の様子やシンポジウムでの熱気、そして国内のアワード宿泊施設による先進的な取り組み(グッドプラクティス)などが詳しく紹介されています。 JARTAが推進する「持続可能な観光」の現在地と、現場で奮闘する宿泊施設の皆さまの想いが伝わる内容となっております。ぜひ、ご一読ください。 ▼掲載記事はこちら(外部サイト「リジェネ旅」へリンクします) Green Key授賞式2026 | 国内ホテルで進むサステナブル経営の実践 今後もJARTAは、加盟施設の皆さまと共に、環境保全と地域活性化を両立する新しい観光の形を広めてまいります。
観光業界はいま、“理念”から“実装”へ。 世界観光レジリエンスの日に、Green Key授賞式・シンポジウムを開催し、全国の宿泊施設・関係者が実践事例を共有しました。 日本のサステナブルツーリズムが次の段階に進んでいることを実感した一日です。 ▶ PR TIMES掲載レポート
2026年グリーンキー研修会のご案内です。 取り組みを効果的に進めるためには、社内での理解と浸透が重要です。 研修を通じて、サステナビリティに取り組む意義と目的に ついて様々な気づきを得ながら、各基準の理解を深めていきましょう。 詳細・お申込みはこちらからどうぞ --------------------------------------------- 3月17日京都会場詳細はコチラ ▶︎京都会場お申し込み ---------------------------------------------- 3月18日東京会場詳細はコチラ ▶︎東京会場お申し込み
伝統と自然が紡ぐ循環の宿 ― 扉温泉 明神館、グリーンキー認証を更新 ― 2026年1月、扉温泉 明神館は、国際的な環境認証制度「グリーンキー(Green Key)」の認証を更新しました。 同館は2009年に日本で初めてグリーンキーを取得した宿泊施設であり、90年以上にわたり自然との調和を大切にした宿づくりを続けています。 90年を超える地産地消と循環の実践 1931年の創業以来、自社農場「扉農場」で育てた無農薬・低農薬野菜や、信州の旬の食材を料理に活用。調理で出る生ごみは堆肥として再利用され、農場へ還元される循環の仕組みが根付いています。 自然素材と空間設計でつくる心地よさ 館内には珪藻土や無垢材などの自然素材を使用。環境負荷を抑えながら、森に溶け込むような静けさと安らぎを感じられる空間を生み出しています。 自然との共生を続ける宿へ グリーンキー認証更新を機に、明神館は自然と人、地域をつなぐ循環を未来へとつなぐ取り組みを、これからも丁寧に重ねていきます。 以下にホテルからコメントを頂きました。 「グリーンキー継続に寄せる思い」 創業1931年の扉温泉明神館は標高1,050mの深山幽谷にあり、その昔は車も通っておりませんでしたが、徒歩や馬に乗ってはるばるお越しくださった客人を、そして今日おいても迎え続けてきました。、周囲の環境(食材に限らず)を維持しながら今日まで迎えてきた。 その環境を守ること、未来へ繋げることを明確に指標としてくれているのがグリーンキーと考え、地球環境を次の世代に繋げるためにお客様と共に環境に配慮し、お客様にも快適な環境を提供すること、この継続する力こそこれからも必要な物であり、そこからグリーンキーの輪を多くの施設様と繋げていきたいと存じます。 「特にご苦労をされた点」 グリーンキーの取得や継続のために取り組んでいるわけではないことはスタッフ全員が理解しているものの、項目ごとに“何が正解なのか”を見極めることが難しかったためです。 宿ごとに答えが異なる中で、自分たちなりの道筋を見つけ、それを組織全体に浸透させることが最も苦労した点でした。 一方で現在は、多くのスタッフから「これはグリーンキーに該当しますか?」という声が自然と上がるようになり、“グリーンキー=お客様の健康的な滞在と環境配慮”という意識が根づいてきたことを、とても嬉しく感じております。 「最近の新しい取り組み事例」 食材廃棄ロスの観点から、これまで端材として扱われてきた部分や、果物の皮など直接お客様に提供できない素材にも価値を見出し、ボタニカルドリンクとして新たな命を吹き込む取り組みを進めています。 また、コーヒーの抽出後に残る“コーヒーのガラ”も廃棄せず、別の用途で活かしたうえで処理するなど、貴重な食材を最後まで使い切る工夫を重ねています。 こうした取り組みを通じて、お客様の美と健康につながる商品づくりや、快適な空間環境の維持に向けた開発を行っております。 このたびは、グリーンキー更新おめでとうございます!
アロフト東京銀座、グリーンキー認証を更新! 2026年2月、アロフト東京銀座は、国際的な環境認証制度「グリーンキー」の認証を更新しました。 ビバレッジ・アート・デザインを中心とした“次世代型ライフスタイルホテル”として、都市部における持続可能なホテル運営の実現を目指し、環境負荷低減に向けたさまざまな取り組みを強化しています。 ■アロフト東京銀座の主な取り組み エネルギー使用量の可視化と最適化 第三者機関による ASHRAE Level 2 エネルギー監査を実施し、建物・設備全体の効率改善を継続中。 さらに、ホテル全館で 100%グリーンエネルギー由来の電力を採用し、再生可能エネルギーへの完全移行を実現しました。 節水と快適性の両立を実現(全客室のシャワーをアップグレード) 節水型ハンドシャワーの導入に加え、レインシャワーにも水流制御機器を導入。 その結果、年間の水使用量を6.18%削減しながら、全客室のシャワーヘッドをアップグレードし水圧強化とバリエーション拡大を実現しました。 “節水=快適性の低下”という概念を覆し、環境負荷とゲスト体験の両立を追求しています。 バックヤードも含めたプラスチック削減の徹底 客室アメニティだけでなく、掲示物・表示物・バックヤード資材に至るまでプラスチックを全面見直し。 その結果、2024年比でプラスチック廃棄物量を 30.4%削減し、年間10,896kgの削減を達成しました。全従業員が連携して取り組んだ、ホテル全体のオペレーション改善による成果です。 食のサステナビリティ強化 2025年より、これまでの通常コーヒー豆からフェアトレード認証コーヒー豆を54.6%導入。 また、主要食材においても平飼い卵、クレートフリー豚肉、MSC/ASC 認証水産物の導入率を大幅に拡大しました。 シェフチームと購買部門が連携し、コストを超えて地球とゲストの未来のために「責任ある食材調達」を推進しています。 AIを活用した食品ロス削減(Winnow導入) 厨房には AI搭載食品廃棄分析システム 「Winnow」 を導入し、廃棄量を自動計測・可視化。分析データに基づいた調理工程の改善により、食品ロスを1.77%削減しました。 引き続き、食品廃棄の最小化と調理効率の最適化を進めています。 音楽とデザインを通じた意識の変革 アロフトのDNAである「音楽」と「デザイン」を、サステナビリティの啓蒙に活用しています。 若手アーティストを支援するライブイベント「Live@Aloft」の開催や、館内を彩るアート展示を通じて、ゲストが楽しみながら社会課題への意識を高められる空間を提供。デジタルサイネージを活用したエネルギー消費の可視化など、視覚的に訴えかけるハイテクな手法を導入することで、次世代の環境意識を銀座から発信しています。 グリーンキー更新によせて 「今後も環境負荷低減と持続可能な運営をさらに加速し、ゲストの皆さまに「気持ちよく、そして地球にもやさしい」滞在体験を提供してまいります。 」 グリーンキーの更新、誠におめでとうございます!
2026年1月8日、イビス大阪梅田は、国際的な環境認証制度 「Green Key(グリーンキー)」 を新たに取得しました。Accorグループの一員として、都市型ホテルでも環境と調和した運営を進めてきた取り組みが評価されたものです。 同ホテルは大阪・梅田の中心に位置し、ビジネスや観光の拠点として多くのゲストを迎えています。そこで重視しているのが、ゲスト自身も参加できる環境配慮の仕組みです。Accorでは「Skip the Clean(スキップ・ザ・クリーン)」と呼ばれる、連泊中に毎日の清掃を控える選択をゲストに推奨しています。これによって水や洗剤、エネルギーの使用量を削減しつつ、宿泊者にはロイヤリティプログラムのポイント付与などのインセンティブも用意されています。 イビス大阪梅田では、こうしたエコな選択を「無理なく続けられる日常の一部」として提案。都市の喧騒の中でも、サステナブルな滞在が当たり前になる体験を提供しています。 グリーンキー新規取得を機に、同ホテルは今後もAccorのサステナブル方針に沿いながら、ゲストと共に環境配慮を推進していきます。 グリーンキー新規取得、誠におめでとうございます!
W大阪は、国際的な環境認証制度 「Green Key(グリーンキー)」 の認証を更新しました。 W大阪では、ラグジュアリーな滞在体験を提供しながら、日常の運営においても環境負荷の低減に取り組んでいます。客室や共用部には省エネルギー設備や節水型設備を導入し、水や電力の使用量削減を進めています。 また、タオルやリネン類の交換はゲストの選択制とし、洗濯回数を抑えることで水資源や洗剤使用量の削減につなげています。客室には分別しやすいごみ箱を設置し、リサイクルの促進にも取り組んでいます。 館内のレストランでは、可能な限り地元や季節の食材を取り入れ、食材の選定から環境への配慮を意識したメニューづくりを行っています。これにより、輸送による環境負荷や食品ロスの削減にもつなげています。 ホテルからのコメント 今年、W大阪のグリーンキー担当者として特に注力した取り組みの一つが、75の必須項目の達成にとどまらず、可能な限り多くの努力項目をクリアすることでした。 持続可能性への取り組みは、私たちの「Wスタンス」を軸としたDNAの一部であり、目先の成果だけでなく、将来を見据えた長期的に価値を創出するビジネスモデルを重視しています。 常に前進するマインドセットを持ち、先駆者としてチームを巻き込みながら、「できない」から「できる」へと意識と行動を転換していくことにフォーカスしてまいりました。 今回のグリーンキー認証更新を受け、W大阪は今後も環境配慮と快適な滞在の両立を目指し、持続可能なホテル運営を継続していきます。 グリーンキー認証更新、誠におめでとうございます!
— 東京湾と街をつなぐサステナブルなホテル — メズム東京、オートグラフ コレクション(以下、メズム東京)は、このたび国際的な環境認証制度 「Green Key(グリーンキー)」 の認証を更新しました。2020年の開業以来、環境配慮をホテル運営の中心テーマに据え、多彩な取り組みを続けています。 以下はメズム東京のサステナビリティの取り組みの一例です。 ■ ジェンダーレスなユニフォームが象徴する多様性と配慮 ホテルのタレントが着用する ジェンダーレス(ユニセックス)の制服 は、ヨウジヤマモト社とのコラボレーションによるものです。S、M、Lのサイズ展開で動きやすさにも配慮し、性別にとらわれない働きやすさと、環境配慮を両立するデザインとして注目されています。性別に関わらず同じユニフォームを選べる仕組みは、ホテルの多様性や社会的サステナビリティの意識を象徴しています。 ■ 都会の中で「水辺のいま」に向き合う環境活動 メズム東京は、ホテル周辺の東京ウォーターフロント環境を守る活動も積極的に取り組んでいます。ホテル近くの 竹芝干潟(ウォーターズ竹芝の干潟) では、清掃活動や自然観察イベントを定期的に実施し、都会に残る貴重な干潟を守る取り組みを進めています。ここでは潮間帯に生きる生き物の観察なども体験でき、環境教育の場としても機能しています。 ■ 日常と未来をつなぐホテルの工夫 ホテル内でも、客室の ペーパーレス化、プラスチック削減、リフィル可能なアメニティボトルの導入など多岐にわたる環境配慮を実践。これらは単なる設備改善にとどまらず、ゲスト一人ひとりが持続可能な選択をしやすい環境をつくる工夫されています。 ■ グリーンキー更新に込めた想い 更新されたグリーンキー認証は、ホテルが環境配慮と地域への貢献を継続的に実践している証。メズム東京は今後も、東京で暮らす人々や訪れる人々と共に、都市と自然が調和する未来のステイ体験を届けていきます。 グリーンキー認証更新、誠におめでとうございます!