2026年10月16日、雲一つないさわやかな秋晴れの空のもと、南三陸町にて「ブルーフラッグ東北シンポジウム」が開催され、私たちJARTA事務局もナショナルオペレータとして参加をしてきました。 東北地域でブルーフラッグ認証を取得している5市町が初めて連携し、9月26日に発表された「東北 BLUE FLAG 推進ネットワーク」の設立とともに、自治体の枠を超え東北地域という広域での協働を本格的に進める節目となりました。
南三陸町長の千葉啓氏による開会の挨拶に続き、FEE国際本部のブルーフラッグディレクター、ジョハン・デュランド氏より「ブルーフラッグは単なる環境認証ではなく、海洋環境の保護を通じて地域社会を結びつける取り組みである」とのビデオメッセージが寄せられ、参加者の多くが“認証を超えたブルーフラッグの価値”を改めて実感する機会となりました。

ジョハン氏のメッセージに続いて、JARTA代表理事の高山傑が挨拶を述べ、国際認証取得がゴールではなく、地域の人々が誇りをもち、地域のDNAを次世代につないでいくことを目指す「地域づくりに寄与する観光」の重要性と、ブルーフラッグがその点において重要な役割を担うことを伝えました。

続く講演や事例発表では、南三陸町・陸前高田市・大槌町が震災復興と地域づくりの中でブルーフラッグをどのように位置づけてきたかが紹介され、海との関係性を未来志向で再構築していくことの重要性が共有されました。また、地域の生態系や海資源の活用に関する話題もあり、海を軸とした地域の可能性が示されました。
後半のパネルディスカッションでは、自治体だけでなく、ライフセイバーや車椅子利用者など多様な立場の参加者が、海と地域のつながり、そして5市町の新たな協働のアイデアを提案しました。最後に「東北ブルーフラッグアライアンス宣言」が発表され、東北の海を守り育てる広域連携のスタートとして未来への強い決意が共有されました。
2030年を目指して宣言に署名する千葉町長(写真右)


南三陸少年少女自然調査隊のプレゼンテーションの様子。
ブルーフラッグに限らず、地域課題の解決に向けて自治体や関係団体が枠を超えて連携していくことは、「持続可能な地域づくり」を進めるうえで欠かせません。JARTAが掲げる「旅する人も地域も幸せにする観光」と東北地域の取り組みは高い親和性を持っており、5つの自治体という点がつながり、新たな“面”として動き始めたことを実感できるシンポジウムとなりました。


-scaled-e1792636982273.jpg)








