【国際動向】代表理事 高山 傑が「メコン・ツーリズム・フォーラム2026」で基調講演に登壇!アジアのサステナブルツーリズムを牽引するJARTAの挑戦
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このたび、JARTA代表理事であり、アジア・エコツーリズム・ネットワーク(AEN)の創設者である高山傑が、大メコン圏観光調整事務局(MTCO)の主催する国際フォーラム「メコン・ツーリズム・フォーラム2026」にて、オープニングの基調講演を務めることが決定いたしました 。
本フォーラムは、2026年6月16日から18日にかけて、ミャンマーのヤンゴンにある「パン パシフィック ヤンゴン」で開催されます 。今年のテーマは「人々のための観光、目的のある旅」です 。
◆ 背景:なぜ「メコン地域(GMS)」が注目されるのか?
大メコン圏観光調整事務局(MTCO)は、メコン地域6カ国(タイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジア、中国雲南省)の観光開発とプロモーションを推進する組織です 。
このGMS(大メコン圏)は、ASEAN諸国の中でも特に結束が強いことで知られています。さらにMTCOの特徴として、「事務局長を公募制で選出する」という独自のシステムをとっています。観光分野で豊富な経験や専門性を持つ民間出身の個人がトップに就くため、一般的な政府主導の組織では企画が難しい「一歩踏み込んだ持続可能な観光」や、先進的なテーマをアジェンダに組み込むことができる強みを持っています。
◆ ラオスからミャンマーへ、高まる高山代表への期待と役割
高山代表は、メコン地域で広がる“エコ”を名乗る観光の裏で、真の持続可能性をどう証明するかという課題に2009年以来向き合ってきました 。

- 2009年(ラオス開催):ラオスにおいて国際的な観光関連ステークホルダーが一同した初めての国際会議は 「エコツーリズム」であり、高山代表はスピーカーとして参加 。エコツーリズムが地域住民の教育・生活水準向上に寄与し、自然資本を保全することができる可能性を示唆し、政策提言をしました 。
- 2025年(ラオス開催): 「エコツーリズム」をメインテーマに開催され、高山代表はモデレーターおよびスピーカーとして参加 。地域住民の利益と自然環境を守るための「標準化(基準)」の重要性について、現場での経験に基づく提言を行いました 。
- 2026年(今年・ミャンマー開催): 今年の開催地であるミャンマーにとって、2026年は「サステナブルツーリズム元年」とも言える非常に重要な年となります。同国が持続可能な観光地域づくりの確固たる土台を築けるかどうかが懸念される中、フォーラムの幕開けを飾る高山代表の役割は、例年以上に重い意味を持っています。
◆ 基調講演テーマ
「人々のための観光:原則から持続的なインパクトへ」 (Tourism for People: From Principles to Sustainable Impact)
高山代表はオープニングにおいて、環境保全、コミュニティ、文化、商業という4つのフレームワークを通じて、これからの観光のあり方についての深い洞察を共有します 。JARTAにおいても実践している国際認証の普及や「点・線・面」の観光地域づくりをメコン川流域という特有の地域性に合わせて国際舞台に還元することは、アジア全体におけるサステナブルツーリズムの発展を大きく加速させることにつながります 。
◆ 関連リンク・詳細
フォーラムの具体的なプログラムや詳細については、以下の公式ウェブサイト(英語)をご覧ください。
- メコン・ツーリズム・フォーラム2026 公式プログラム
https://mekongtourism.org/program-2026/
- MTCO主催 高山代表インタビュー記事(昨年公開) 「持続可能性に証明が必要なとき:なぜエコツーリズムの基準が重要なのか」 https://mekongtourism.org/when-sustainability-needs-proof-aens-masaru-takayama-on-why-ecotourism-st…
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