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JARTA NEWS Vol.10

JARTA NEWS Vol.10

この7月からはレジ袋無料配布の廃止がはじまりました。ようやく、という感じもしますがレジ袋ばかりがやり玉にあがり、ゴミを捨てるのに困るからと安価なレジ袋を買う人が増えているとか、相変わらず過剰包装が目に余る商品の数々もしかり、問題の本質が見えなくならないように気を付けたいものです。

美しい山、川、海、空気があってこその美しい文化、魅力的な観光地であることはこの業界の皆さん、中でも会員の皆さまが身に染みて一番感じておられるのではないかと思います。JARTAではカーボンオフセット対策としてCARMACALの導入とJ-クレジットへの登録を済ませました。

美しい日本を次世代に引き継ぐために、環境対策を益々積極的に勧めていきたいと考えております。

Japan Alliance of Responsible Travel Agencies (JARTA)
Committed to accelerate the positive changes in sustainable tourism as travel agents

TOPICS 

  • つかってみようCARMACALオンライン研修会開催しました
  • 新会員紹介 株式会社めぐるん
  • JARTA会員のサステナブルな事業紹介 株式会社インアウトバウンド仙台松島
  • JARTA ホームページの会社紹介ページをリニューアル中です!ご協力ください
  • Sustainable Toursim Around the world
    グローバルな旅行会社の積極的なカーボンニュートラルへの取り組みを紹介します

つかってみようCARMACALオンライン研修会

さる7月25日(土)、zoom を用いて表題のCO2排出計算システムCARMACALのデモンストレーションを実施いたしました。オンラインで無料開催ということもあり、関心のある多くの方々に参加表明いただき、当日はJARTA会員11名を含む23名にご参加いただくことができました。

冒頭、高山によるカーボンオフセットの考え方や仕組み、またこの度JARTAが登録をしたJ-クレジット※制度について説明させていただき、後半に事務局より実際のCARMACALシステムの操作方法や見え方などをご紹介いたしました。限られた時間の中で、一例として入力方法や算出したCO2排出量の見え方などご覧いただきましたが、実際に使ってみないとわかりにくい部分も多いかと思います。

ご関心を寄せていただいた方々には研修会後にイントロダクションのファイルをお送りしており、順次テストアカウント(1ヶ月5回分のテストを無料で体験)の発行なども実施していく予定です。
当日の様子をYouTubeにあげております。冒頭が少し欠けていますが、よろしければご覧下さい。
https://youtu.be/W-MFYf0jyHk

※J-クレジット制度とは?
国が認証するJ-クレジット制度とは、省エネルギー機器の導入や森林経営などの取組による、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。本制度は、国内クレジット制度とオフセット・クレジット(J-VER)制度が発展的に統合した制度で、国により運営されています。本制度により創出されたクレジットは、低炭素社会実行計画の目標達成やカーボン・オフセットなど、様々な用途に活用できます。https://japancredit.go.jp/about/

CARMACAL
CARMACAL2

JARTA新会員紹介

とてもうれしいことに、JARTAはこのたび3社の新会員を迎えることとなりました。登録順に新規会員の方をご紹介させていただきます。

株式会社 めぐるん

みなさま、はじめまして。山形県、インバウンド専業旅行会社、株式会社めぐるん の加藤丈晴と申します。
当社のミッションは、幸せで持続可能な家族・地域づくりへ、です。

2017年より出羽三山の山伏修行を中心とした、自己変容・組織変容を生み出す場を提供しています。出羽三山の山伏が伝承する自然との共生を体現した精神性は、今まさに現代社会において、世界から求められている、日本の精神性のひとつではないか、と、体験された海外の方々からフィードバックいただいています。
ただ現時点では、現代日本に準ずることで、環境的にも、社会経済的にも、山の営み自体がサステイナブルな営みと言い難い状況です。そこで、まずは小さいながら、自らを持って、サステナブルツーリズムオペレーターとなることで実践してみせ、ひいては、出羽三山自体が日本らしい世界に誇れるサステナブルツーリズムデスティネーションとなり、世の幸福に寄与することを目指していきたいと思っています。

そこで今回、GSTCの方から勧めていただき、JARTAネットワークに合流させていただきました。コロナ感染で世界が席巻され、自然災害が続くなか、JARTAの諸先輩にならい、人の心の安寧と、世界の平和を実現していく、大きなうねり、渦のひとつになれればと思っております。
ご指導のほど、よろしくおねがいいたします!!

https://megurun.com/

めぐるん1
外国人向け山伏修行 Yamabushido 星野文紘先達
めぐるん2
生まれ変わり、火渡りの儀式

JARTA事例紹介

JARTA会員の取り組みについて順番にご紹介させていただきます

「持続可能な観光地域づくり」をどのように実践するか?

弊社は宮城県仙台・松島6市3町エリアを中心とした観光地域づくり法人(DMO)です。「持続可能な観光地域づくり」を軸に、東北全域のツアー商品造成及び販売、有償ガイド(東北トラベルコンシェルジュ)の育成等に取り組んでいます。

弊社ツアー販売サイトでは「訪日5回目以上のあなたが目指すべき次の日本」をコンセプトに、主に訪日リピーターがガイドと共に地域の暮らしぶりを巡る旅の提案をしています。内容的には物見遊山型の観光ではなく「牡蠣漁師から学ぶ海の生態系」のようなアカデミックなコンテンツに力を入れています。

Responsibleには色んな捉え方がありますが「補助金等で造成したツアーを責任持って販売し続ける」もそのひとつだと考えています。
「今年度、地域資源を活用したツアーを5本造成し、海外エージェント20名を招聘してアンケート調査をする」のような案件は今でもよく見られます。しかし年度が明けると、地域の皆さんが苦労して作った5本のツアーは何事もなかったかのように消え去る事があります。
こういった事がないよう、責任を持って造成したツアーを販売し続ける商品棚が必要だと考えており、弊社ツアー販売サイトはこう言った役割も果たしています。社名の「インアウトバウンド」には、インバウンドを呼び込むだけではなく、その地域に暮らす人が外に旅する双方向性が伴って初めて、持続可能な観光地域づくりに繋がるという想いを込めています。

株式会社インアウトバウンド仙台・松島
代表取締役 西谷雷佐

Tohoku Local Secret Tours

株式会社インアウトバウンド仙台・松島

JARTA会員リストリニューアルに伴うお願い

会員のみなさまにはご案内済みですが、この度JARTAの会員が増えたこともあり、ウェブサイトの会員紹介ページをリニューアルしました。これに伴い、既存のロゴやテキストの確認、これまでなかった英文テキストの表示、地図上の商域の図示をお願いしております。
また取り組んでおられるSDGsの目標についても表示したいと思います。

まだお返事をいただいてない会員のみなさまは、お忙しい中と存じますが随時ご連絡いただきたくお願い申し上げます。

速やかにご対応いただきました皆様、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

JARTA Members
㈱スピリット・オブ・ジャパントラベル/チェルカトラベル㈱/(合)Discover walks/㈱北海道宝島旅行社/(一社)田辺市熊野ツーリズムビューロー/㈱インアウトバウンド仙台・松島/Destination Asia Japan/やまとびと㈱/㈱かまいしDMC/Adventure Hokkaido(合)

JARTA Partners
㈱奄美国際ネットワーク/(一社)エコロジック/㈱めぐるん/㈱キャニオンズ

SUSTAINABLE TOURISM NEWS AROUND THE WORLD

オーストラリア発祥のグローバル企業Intrepid Travelは2010年より責任ある旅行の先駆者としての取り組みを続けていますが、観光産業が具体的に着手できるカーボンマネジメントの手法をとりまとめました。
このたびの新型コロナウィルスの感染拡大に伴う観光業界の停滞期を前向きで新しい取り組みを進める機会ととらえ、これまでの「普通」という概念を考え直し、より倫理的で持続可能なビジネスへと転換ができるようにと提案しています。

A 10-step guide to decarbonising your travel business

A 10-step guide to decarbonising your travel business

CARMACAL研修会でもふれましたが、昨年のJARTAの研修会にも参加いただいたEXO TravelがSustainablity Guide 2019-2020 を発表しました。
こちらも上記同様にオンラインで閲覧DLが可能です。様々な取り組みの紹介と共に、送電量や従業員の車移動など広く事業体としてどれだけのCO2排出があったかを測定し、また実際にどのくらいオフセットできたか、などの積極的で具体的な取り組みはよい刺激になると思います。ぜひご覧ください。
Sustainability Guide の他、EXO TravelのCarbon Neutralのページもとてもきれいでわかりやすいので合わせてご紹介します。

EXO Travel

We Create Responsible Travel in Asia | EXO Travel

Carbon Neutral | EXO Travel

【編集後記】 長引くコロナ不況と梅雨空そして豪雨災害、GoToキャンペーンも足並みがそろわず、なかなか気持ちが晴れないことばかりです。今号の写真はJARTA監事の田村啓さんにお借りしました。黒い雲の向こうに見える青空に手を伸ばしたい気持ちになりました。
西日本は本日から?梅雨明けと共に地球に覆いかぶさっているコロナの暗雲も消えさってと願うばかりです。

2020.8.1 発行