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JARTA NEWS Vol.12

JARTA NEWS Vol.12

秋深まり、お鍋の美味しい季節になりました。ぐっとガマン、ひたすらガマンの2020年もあとひと月です。新年への大きな希望を抱きつつラストスパートで乗り切りましょう。

今号は沖縄イベントの報告、新会員はキャニオンズさん、事業紹介は田辺熊野ツーリズムビューローさん、他に新刊紹介とセミナーのご案内などの内容です。
ぜひご一読ください。

Japan Alliance of Responsible Travel Agencies (JARTA)
Committed to accelerate the positive changes in sustainable tourism as travel agents

TOPICS 

  • ツーリズムEXPO in 沖縄 に出展しました
  • JARTA基本研修開催しました
  • 新会員紹介 株式会社 キャニオンズ
  • JARTA会員のサステナブルな事業紹介 田辺市熊野ツーリズムビューロー
  • 新刊紹介『観光再生』/雑誌『國立公園』
  • セミナーご案内
  • Sustainable Toursim Around the world
  • 事務局からの連絡

ツーリズムEXPO in 沖縄 出展してきました

10月29日から30日、沖縄県宜野湾市コンベンションセンターで開催されたツーリズムEXPO2020にブース出展をはたしました。昨年よりすこしだけグレードアップしたブース展示で全国に広がるJARTAの会員ネットワークをアピール。SDGsののぼりも目を引きました。
今回はスタッフの一員として参戦してくださったJARTA副代表理事の井上さんがご自身のFBに出展の感想投稿をされたので読まれた方もあるかもしれませんが、つまらない実施報告よりも旅行会社経営に奮闘されるお一人としての思いを書いてくださっているので皆さんにシェアさせていただきます。

 

JARTAのツーリズムEXPOジャパン旅の祭典in 沖縄出展が無事に終了しました。
本当にもう、とにかく内容が濃く充実した五日間でした。ご一緒くださった皆さん、すごい方ばかり。。ほんとに交ぜてもらえて感謝です!

この世界に無知な私に思いっきり無茶振りして意識を改めさせてくれた、スーパー伝道師の高山さんにも感謝して(ホントに!)ます。

そもそも観光とは、光(神や仏の存在)を観に行く事が根源だったと聞いています。だから旅行=主に伊勢神宮の参拝に始まったとされています。
今やTDL、マリンスポーツや街散策やグルメツアーと旅の目的はバラエティに富み、贅沢に過ごす事で現実逃避する事も旅の醍醐味の一つとして確立されてきていますよね。参拝も在りますが、その比率は少なく、あっても「ついで」に行く感じがほとんどではないでしょうか。

私も、参拝を目的にした旅はほとんどなく、どちらかと言うと超がつくほど贅沢な旅の数々を楽しんできたひとりです。

そんな中で携わったJARTA という組織では私が今まで優先してきた「おすすめ旅」とは真逆な方向を目指しています。

旅をするにあたり、無駄を無くし、飽和や余分を避ける。もちろん自然環境に極力影響ないように、それでも充分に旅を楽しめる方法を提案する

簡単に言うとこれがJARTA のモットーかなと理解してます。

女子が好きな無駄だらけ(笑)のアイテム

たっぷり生地を使ったベッドメイク

ゴージャスなハイヤー

フカフカの絨毯

アロマオイルを入れてたっぷり湯量の大きなバスタブ

沢山の食器を使った少なめに盛り付けられた食事

挙げたらキリがないけれど

間違いなく率先してそう言うのを選んで来た私は

同時にそんな贅沢は本当に旅に必要なものかとも思い始めていたところ、今回の沖縄滞在で得たものは、この先の私の仕事内容を大きく変えていくはずです。

更に起業してからずっと先頭で、やりたい放題しながらも孤独感も半端なく動いてきただけに、組織で活動することで得られる充足感を久しぶりに味わって、ひとりじーんとしてます。

チェルカトラベル株式会社
井上ゆき子

ツーリズムEXPO in 沖縄1
ツーリズムEXPO in 沖縄3

JARTA基本研修『新様式に適応する持続可能な観光を学ぶ』開催しました

ツーリズムEXPOと並行して開催されたJARTA基本研修には沖縄地域を中心に、18の事業所から20名の参加者をお迎えして実施されました。本研修はJARTAの正会員になられた皆さまには必ず受講をお願いしているものですが、昨年は実施がかないませんでしたので二年ぶりの開催となり、内容もより充実したものにアップグレードされました。

前半は「海外の新型コロナ対策を学ぶ」というテーマで、午後は「持続可能な観光の基礎」について。午前10時から終了予定時間をオーバーする盛りだくさんな内容で、参加の方々からは実践の現場における質問も多く寄せられました。この厳しい氷河期をいかにして乗り越えるべく苦心されている参加者の皆さまの熱意が伝わりました。

半数以上の方がオンラインでご参加いただきましたが、オペレーションや、会場との温度差など今後のハイブリッド研修会の開催に多くの課題もいただきました。より快適で満足度の高いレクチャーをお届けできるよう、改善に努めたいと思います。

次年度以降も毎年開催する予定です。会員のみなさまは無料で参加できますので、ブラッシュアップを兼ねてまたご参加ください。

新様式に適応する持続可能な観光を学ぶ
新様式に適応する持続可能な観光を学ぶ2

JARTA新会員紹介

株式会社CANYONS

はじめまして、株式会社キャニオンズの塩野と申します。
群馬県みなかみ町・東京都奥多摩町にてアドベンチャーツアーをメインに企画運営している会社です。私は社内では、ガイド、バスドライバー、カメラマン、社内ITサポート、セールス&マーケティングなどを行っております。
並行して社外活動にて、SDGsやエコパーク推進のファシリテーターをしています。サステナブルツーリズムというところまではまだまだ、道のりがありますが、弊社としては、ツアー以外のところにおいても、微力でも小さいことから進めていく必要があると考え、宿泊施設(50名収容)にバイオマス燃料ボイラーを利用したり、チェックイン時の「紙」を廃止し、全てipad入力のオンラインへ移行したりと、ECOな取り組みを始めました。

大自然の素晴らしさを体感しながら体を動かし、健康促進と教育面を軸に活動する中、現在、業界を越えて地域の方々との連携をいかに促進していくかが課題となっております。JARTAの皆様との情報交換を通して、海外事例なども考慮し、どんな経営のトランスフォームができるのかをさらに模索して行けたらと思っております。
あわせて、大企業と中小企業・個人事業との役割と基準の明確化整備などにも期待しています。ご指導のほどよろしくおねがいいたします。

株式会社CANYONS
塩野哲也

CANYONS1
奥多摩キャニオニング 大自然の中で空中散歩
CANYONS2
キャニオンズみなかみベース併設のカフェ ツアー後はオープンデッキでリラックス♪

JARTA事例紹介
JARTA会員の取り組みについて順番にご紹介させていただきます

「持続可能な観光地域づくり」をどのように実践するか?

聖地・熊野に向かう巡礼の道、世界遺産「熊野古道」の風景を守りたい!
私たちは、地域と個人旅行者をつなぐ中間支援組織として2006年に設立された官民協働の観光プロモーション団体です。
本年8月には観光庁の「重点支援DMO」に選定され、行政、観光協会、観光関連事業、地域住民、国内外からの旅行者など、多様な関係者と協働しながら、観光地域づくりの舵取り役としての役割を担っています。
そして、私たちの地域資源である熊野古道を保全・保存しながら活用することで、地域とともに「世界に開かれた持続可能で質の高い観光地」を目指しています。
「熊野古道」は、歩く人がいるからこそ「道の資産」として価値があります。

しかし今、コロナ禍の中で熊野古道を歩く人が激減した上に、地域の過疎化高齢化に伴い熊野古道の日常的な維持が困難な状況となっています。
地域ぐるみによる持続的な観光活用により、熊野古道の自然環境と文化的景観を次の1,000年につないでいきたい!
この思いで、新たなプロジェクトを立ち上げました。

https://japantomorrow-jp.matcha-jp.com/projects/friends-of-kumano-kodo

皆様のご支援をお願いいたします!
ご支援金は、熊野古道の保全・保存をはじめ、これからも国内外の方々に安心・安全に歩いていただけるための環境づくりに活用させていただきます。

一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューロー
会長 多田稔子

田辺市熊野ツーリズムビューロー1
熊野古道を歩く外国人旅行者
田辺市熊野ツーリズムビューロー2
熊野古道の保全活動
観光再生

新刊のご案内

『観光再生 サステナブルな地域をつくる28のキーワード』

ツーリズムEXPO開催期間中に高山と共に『サステナブルツーリズムの潮流と今後求められる対応/withコロナ時代の観光戦略』※と題してライブトークイベントを開催された「やまとごころ」代表の村山さん著書が出版されました。冒頭の方でJARTAについても触れてくださっています。
観光再生に向けた道筋やヒントを、国内外の事例をもとにまとめ、地域経済を担う方、事業者、自治体などすべて関係の方々にヒントとなる事例を数多く盛り込んだ必読の一冊とのことです。
ぜひご一読ください。

寄稿のご案内

一般財団法人自然公園財団発行の雑誌『國立公園2020年11月号No.788』に一般社団法人JARTA代表理事として「国立公園が国立公園であるための観光~サスティナブルツーリズムの役割」のタイトルで寄稿しました。
3ページにわたる記事で国立公園の新しい利用、国際基準という明確な指針に沿って運営を改善していく重要性について記述しています。ぜひお手に取ってみてください。

國立公園2020年11月号No.788
100年後に沖縄が沖縄であるための新常識観光セミナー

「100年後に沖縄が沖縄であるための新常識観光セミナー」開催

来年1月のセミナーのご案内です。JARTA理事の高山氏、多田氏のお二人が講師をつとめ、コロナ終息後の観光の動向、持続可能な受け入れ対策などについてレクチャーします。

第1部:高山 傑氏

➀ニューノーマル(新常識)観光の世界動向

➁密にならない魅力ある持続可能な沖縄観光地域づくり

第2部:高山 傑氏×多田 稔子氏 対談

熊野古道の「ブームよりルーツにこだわる観光戦略から学ぶ」

◆参加費無料・要申込み

SUSTAINABLE TOURISM NEWS AROUND THE WORLD

新たな環境配慮型ホテルブランドが登場

新たな環境配慮型ホテルブランドが登場、プリファード・ホテルが国連SDGs指標達成など加盟要件で、15カ国24軒でスタート

プリファード・ホテル・グループは、 新たにサステナブルホテルブランドとして「ビヨンド・グリーン(Beyond Green)」を立ち上げる。「環境に配慮したオペレーション」「自然と文化遺産の保護」。。。

宿泊施設のカーボンフットプリントツールCHSBによると面積1㎡辺りのCO2排出量が2015年以降10%減少していることがわかりました

Carbon footprint of a Hotel Stay Has Decreased on Average by 10 Percent since 2015, according to 2020 Cornell Hotel Sustainability Benchmarking Index

Hotel Footprinting Tool

Hotel Footprinting Tool

世界観光機関のプラスチック削減の取り組みに、ブッキング・ドットコムなど新たに26団体が参加

世界観光機関のプラスチック削減の取り組みに、ブッキング・ドットコムなど新たに26団体が参加、現在まで46団体が署名

重要事項! 事務局より再度お願いいたします

ウェブサイトについて

JARTAのウェブサイトをリニューアルをさせていただくことになりました。これまで会員のみなさまより新しい情報などをいただいたものの、今しばらく大変見苦しい状態でしか表示ができずに申し訳ございません。年内にはより見やすく、より柔軟な対応が可能な、美しい(?)サイトに生まれ変わる予定です。

いまだ会社情報 (英文と商域地図など)をご返送いただいていない会員様は、恐れ入りますがご対応をお願いいたします。また、各社で実施されているSDGs目標について、会員ページにロゴを表示したいと思います。追加、修正等お知らせ下さい。
ご協力お願いいたします。

【編集後記】師走に入りました。例年になくあたたかな晩秋の日々でしたが(関西では)寒さが戻りコロナの波も戻ってきました。皆さま引き続き気を引き締めて、心は穏やかに、頭はクールに、身体は健やかに、すばらしい2021をむかえましょう!
今年も一年JARTAの活動にご理解、ご協力いただけましたこと事務局一同深く御礼申し上げます。

JARTA Members:
㈱スピリット・オブ・ジャパントラベル/チェルカトラベル㈱/(合)Discover walks/㈱北海道宝島旅行社/(一社)田辺市熊野ツーリズムビューロー/㈱インアウトバウンド仙台・松島/Destination Asia Japan/やまとびと㈱/㈱かまいしDMC/Adventure Hokkaido(合)

JARTA Partners:
㈱奄美国際ネットワーク/(一社)エコロジック/㈱めぐるん/㈱キャニオンズ

2020.12.5 発行