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JARTA NEWS Vol.11

JARTA NEWS Vol.11

すこーしずつ世の中が落ち着いてきたような、こないような…引き続き油断はできませんがJARTAの秋は大忙しです。過日のSDGs研修会につづき月末はツーリズムEXPO、そして昨年は開催できなかったJARTA基本研修『新様式に適応する持続可能な観光を学ぶ』と題して研修会を開催いたします。オンラインでの参加も受け付けておりますので、積極的な参加また広報をよろしくお願いいたします。

9月の情報交換会を通じて会員のみなさまがそれぞれにコロナ禍の事業運営に知恵を絞り、工夫を凝らして新しい時代に対応した取り組みをされていることがわかりました。
決して平坦ではない道のりを逆に苦しみながら、楽しみながら、力強く歩かれている姿が印象的でした。こんな時こそ、JARTAのつながりが力になることを願ってやみません。

Japan Alliance of Responsible Travel Agencies (JARTA)
Committed to accelerate the positive changes in sustainable tourism as travel agents

TOPICS 

  • 観光事業者のためのグリーン購入研修会開催しました
  • 新会員紹介 Adventure Hokkaido
  • JARTA会員のサステナブルな事業紹介 株式会社かまいしDMC
  • ツーリズムEXPO in 沖縄および沖縄研修会ご案内
  • UNWTO倫理憲章誓約についてご案内
  • Sustainable Toursim Around the world

JARTA SDGs研修 観光事業者のためのグリーン購入

9月23日(水)、グリーン購入の第一人者である深津学治氏を講師に招き、グリーン購入や持続可能な調達等の概念や動向、ツーリズムにおける取り組み等を学ぶ研修会を開催しました。
前半1時間は深津氏のご講義、後半はJARTA代表の高山との対談形式で実施し、JARTA会員9社12名、非会員6名にご参加いただきました。

17あるSDGsの目標の中でも、日本は目標12の「つくる責任、つかう責任」の達成度が低いことが指摘されており、観光関連事業者にとっても馴染みのない分野、取り組みにくい分野、かもしれませんが、コピー用紙や筆記具、パソコン、自動車等を環境に配慮したものを使うことも取り組みの一つというお話では、SDGsの達成がぐっと身近に感じられたのではないでしょうか。
参加者からの熱心なご質問や感想も多数いただき、とても有意義な機会でした。(丸山)

観光事業者のためのグリーン購入1
観光事業者のためのグリーン購入2

JARTA新会員紹介

Adventure Hokkaido合同会社

Adventure Hokkaidoは、ハイキングやサイクリングを通して北海道の自然・文化・産業を案内する旅行会社です。募集型と受注型でツアーを行います。言語は英語と日本語です。
大雪山国立公園の玄関口「東川町」をベースに離島も含めた北海道全域をガイドします。私たちは山岳・自然・サイクリングを専門とするガイド集団です。年間100日以上をフィールドで過ごし、知識をアップデイトし、ガイドの技術を磨いています。
私たちは、毎日を丁寧に過ごし、暮らしの質を高め、地域そのものが持続可能であることを大切にしています。地域活動への参加は当然ですが、グループ全体では国立公園管理やアイヌ文化教室を運営しており、これがあるとツアーのクオリティがグッと高まることを実感しています。なぜなら、お客のために商品を用意するのではなく、「自分の普段づかいをお裾分け」する形になるので、これこそ本物で、無理なく続けられるからです。

全国でレスポンシブルトラベルを実践する仲間がいることを心強く感じています。「実行」がカギです。頑張ります。
いい日本を作りましょう。

Adventure Hokkaido 荒井一洋

Adventure Hokkaido合同会社1
大雪山国立公園でゲストを招いたガイド研修を行いました
Adventure Hokkaido合同会社2
東川町では田んぼと旭岳を眺めながらサイクリングをお楽しみいただけます

JARTA事例紹介
JARTA会員の取り組みについて順番にご紹介させていただきます

「持続可能な観光地域づくり」をどのように実践するか?

弊社は、岩手県釜石市の観光地域づくり法人(DMO)として、2018年に設立されました。事業は大きく3本の柱で展開しており、旅行マーケティング事業(第二種旅行業登録)、地域商社事業、施設管理を通じた地域創生事業となっております。

現在、社員が14名おり、弊社が管理運営している4施設にそれぞれオフィスを構えて活動しております。創業開始から約2年半が経過したところですが、先般、とても喜ばしいことに、観光庁により「重点支援DMO」32法人の1法人に選定されました。弊社が選定された理由として、持続可能な観光の国際認証への取り組みが高い評価を得たと観光庁からのご報告がありました。これは、責任ある旅行会社アライアンスであるJARTAに参画している弊社としても、大変誇らしく思っております。

釜石市は、2018年に持続可能な観光の国際認証機関Green Destinationsの認証プログラムへ日本から初めて参画し、弊社がその推進役を担って参りました。過去2年間で、段階的な表彰プログラムに挑戦し、これまでに「世界の持続可能な観光地100選」2018年及び2019年、「グリーン・デスティネーションズ・アワード・ブロンズ賞」等、複数の表彰を受けております。
これまでの取り組みを通じて、持続可能な観光地管理には、専門的な管理体制によるモニタリングの仕組みを構築することが大事であると学びました。そこで弊社は今年から、サステナビリティ・コーディネーターの他に、4施設のオフィスからサステナビリティ担当者を任命して専門チームを形成し、定期的にモニタリングの進捗管理を行う体制を作っております。
弊社は、引き続き、持続可能な観光地管理の先駆的なモデルとなることを目指して野心的に取り組んで参ります。

株式会社かまいしDMC
サステナビリティ・コーディネーター    久保 竜太

かまいしDMC1
かまいしDMC2
新様式に適応する持続可能な観光を学ぶ

来る10月29日ならびに30日、JARTAは沖縄で開催されるツーリズムEXPOに予定通りブース出展いたします。出歩きにくい状況が続いておりますが、この機会に沖縄に参戦いただける方を歓迎いたします。

そして、翌31日は別会場(EXPO会場から近いところです)にて、JARTA基本研修『新様式に適応する持続可能な観光を学ぶ』と題し、観光事業者向けの持続可能な観光を普及するための国際基準の紹介や、具体的な活動事例、運営改善の提案などの実践的なお話をさせていただく予定です。
こちらは一昨年前に大正大学で開催されたJARTAの最初の研修会と同等の内容に加え、この度の新型コロナのパンデミックに対する海外での対策事例などを学ぶ予定です。オンラインでの参加も受け付けておりますので、一昨年前の研修に参加された方はブラッシュアップを兼ねて、またJARTA正会員になられてまだ受講されていない方はぜひこの機会に受講していただきたくお願い申し上げます。
詳細についてはJARTAウェブサイトのイベントページよりご覧ください。

 

10月31日のJARTA研修会には多くの後援をいただきました
UNWTO駐日事務所、観光庁、一般社団法人日本旅行業協会沖縄支部、一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー、NPO 法人沖縄エコツーリズム推進協議会、一般社団法人沖縄観光の未来を考える会、大正大学地域構想研究所、一般社団法人地域観光研究所、NPO 法人日本エコツーリズムセンター 【順不同】

IMPORTANT

ウェブサイトについて

新型コロナ感染拡大によるイレギュラーな対応はJARTAの地球環境基金の事業にも及んでいます。今年度は柔軟な事業変更に対応してくださるということで、見積もっていた旅費等の予算をJARTAのウェブサイトの整備に使うことにいたしました。
現行のサイトはwixを用いています。至れり尽くせりのプログラムで、細かく仕切りが準備されたお弁当箱におかずを詰めるように情報を盛り込むにはとても便利なツールですが、枠内におさまらないJARTA弁当を彩りよく配列するには都合悪く、ここは思い切ってリニューアルをさせていただくことになりました。
過日、会員のみなさまより新しい情報などをいただいたものの、今しばらく大変見苦しい状態でしか表示ができずに申し訳ありません。

年内にはより見やすく、より柔軟な対応が可能な美しいサイトに生まれ変わる予定です。
いまだ会社情報 (英文と商域地図など)をご返送いただいていない会員様は、恐れ入りますがご対応をお願いいたします。また、各社で実施されているSDGs目標について、会員ページにロゴを表示したいと思います。追加、修正等お知らせ下さい。これらは沖縄で開催されるEXPOにも持っていきたい情報です。
ご協力お願いいたします。

UNWTO倫理憲章の誓約について

UNWTO倫理憲章についてご存知でしょうか?
持続可能な観光の発展のためのロードマップとして、2001年の国連総会において承認された指針であり、観光が環境、文化遺産、社会に及ぼす負の影響を最小限に抑え、観光による利益を最大限に引き出すことをが目的で制定されています。
2011年からUNWTOは、世界観光倫理憲章の普及促進のために、民間部門による世界観光倫理憲章への誓約を促進しています。民間企業・団体がこのコミットメントに署名をすることで、それぞれの企業・団体が企業の社会的責任(CSR)を通じて、持続可能な観光開発を実践し、促進することを目的としています。

このたび沖縄で開催されるEXPO会場にて署名式が予定されていましたが、新型コロナの影響もあり、UNWTO事務局長の来日の目途が立たず、残念ながら来年に延期となりました。五輪の時か、ツーリズムEXPO2021(大阪)会場になるかまだわかりませんが、JARTAのミッションにも通じる内容です。JARTA会員でできるだけ一斉に署名できればと考えております。

誓約書への署名を希望される事業所は署名式の2か月前までにCSR活動に関するレポートの提出が求められています。レポートのフォーマットなどを事務局よりご案内いたしますので、一度ご検討いただけましたら幸いです。

世界観光倫理憲章

SUSTAINABLE TOURISM NEWS AROUND THE WORLD

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【編集後記】 NEWSLETTERや雑務に追われてデスクから離れにくい日々。そんな時に限って秋晴れの最高に心地よい日がつづいています。窓の外から漂うキンモクセイの香り、心が洗われるような中秋の名月の輝き、黄金に実った稲穂…マスク生活が息苦しくて、ともすると不平不満ばかりが口を出そうなとき、そんな季節の恵みに本当にありがたいなと頭を下げたくなります。いざ沖縄へ!

JARTA Members:
㈱スピリット・オブ・ジャパントラベル/チェルカトラベル㈱/(合)Discover walks/㈱北海道宝島旅行社/(一社)田辺市熊野ツーリズムビューロー/㈱インアウトバウンド仙台・松島/Destination Asia Japan/やまとびと㈱/㈱かまいしDMC/Adventure Hokkaido(合)

JARTA Partners:
㈱奄美国際ネットワーク/(一社)エコロジック/㈱めぐるん/㈱キャニオンズ

2020.10.9 発行