JARTA NEWS Vol.3
新緑は日に日に濃くなり、九州エリアはもう梅雨入りですね。
そして北海道は39℃とか⁈
謎のお天気です。
皆様いかがお過ごしでしょう?
先の総会・理事会に遠方より遥々ご出席いただき誠にありがとうございました。
遅ればせながら、JARTA NEWS Vol3をお届けいたします。今年度のJARTAの事業計画、また皆様にご参加をお願いする案件がいくつかございますので、お忙しい中と存じますが、目を通していただけましたら幸いです。
Committed to accelerate the positive changes in sustainable tourism as travel agents
TOPICS
- JARTA 理事会、総会のご案内 & 会計年度変更のお知らせ
- 本年の事業計画について(地球環境基金補助事業)
- JARTA研修会 『SDGsと観光』のご案内
- トラベルマート出展者募集!!!
- JARTAメンバー紹介 やまとびとツアーズ
- Sustainable Tourism news around the world+マサルのコメント
2019年理事会並びに年次総会報告
2019年4月17日淡路島の春陽荘にてJARTAの理事会並びに年次総会が開催されました。
理事5名を含む11名が出席され、活発な意見交換ができました。また、夜は春陽荘からすぐちかくの「みふく」にて地元の鮮魚をたっぷりといただきながら、にぎやかな懇親会となりました。翌朝は漁師町を散策し、朝食をとったのちに解散となりました。
日頃はなかなか顔を合わせる機会もありませんが、年に一度会員同士の意思確認また有意義な交流の場として多くの会員にご出席いただけたことを事務局一同大変うれしく思っております。
総会の議事録につきましては、すでにメールにて皆様にお送りさせていただいております。ご確認をお願いいたします。
【会計年度の変更について】
理事会ならびに総会にてご提案があり、これまで3月1日~2月末日としていたJARTAの会計年度を4月1日~3月31日に変更するための手続きをさっそく進めました。第二期は平成31年3月1日~3月31日の一カ月で終わり、平成31年4月1日から三期がはじまります。
諸手続きにいくらか費用がかかりましたが、今後の運営業務もスムーズになったかと思います。
2019年 地球環境基金補助事業
既にお知らせさせていただいておりますが、本年度JARTAは地球環境基金の助成金600万円を得て、各種事業に精力的に取り組んでいく予定です。具体的には下記のようなスケジュールがたてられました。
ますますみなさまの積極的な参加、各種事業へのご協力をお願い申し上げます。
JARTA研修会のご案内「SDGsと観光」
上記の事業計画表にも記載の通り、来る7月5日下記の研修会を開催いたします。理事、会員の皆さまはもとより、多くの関係機関、同業者、学生さん等お声かけいただき、有意義な研修の場としたいと存じます。尚、会員並びに学生の参加は無料ですが、一般は参加費5,000円となっております。
日時 : 2019年 7月5日(金) 13:00 ~
会場 : 大正大学 地域構想研究所 東京都北区滝野川6-2-3
テーマ : 『SDGsと観光 (入門編として)』
講師: 名城大学 二神真美 教授
対象 : 旅行関係者、学生など
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内容:2017年「持続可能な観光国際年」を経て、観光の分野でもSDGs達成に向けた世界的な動きが進展しています。本講義では、まずSDGsと観光を取り巻く国内外の最新動向を探っていきます。そのうえで、観光を通していかにSDGsを達成していくのかについて、17のゴールと169ターゲットを観光と関連させながら読み解いていきます。
JARTAのVJTM共同出展者を募集いたします!
本年、大阪で開催されるVISIT JAPAN トラベルマートにJARTAとしてブース出展をいたします。JARTAの活動PRと合わせて、各国バイヤーと、持続可能な観光を推進する会員の皆さまをおつなぎする場となることを目指します。
10月24日~26日、JARTAブース枠で4社×三日間、合計最大12社に1日参加ごとの追加パスの費用(5,000円)と旅費のみご負担で共同出展できます。有意義な機会としてご活用いただけましたら幸いです。つきましては、ご希望の日程、日数などをご検討いただき、6月15日までに事務局にご連絡ください。
できるだけ多くの会員の皆様にご参加いただけるよう調整したいと思います。
JARTAメンバー紹介
やまとびとツアーズ
やまとびと株式会社は1965年に共栄印刷株式会社として奈良県桜井市にて創業し、商業印刷を中心に50数年従事して参りました。1998年から現在に至るまで奈良のいいところを県外の方に知っていただくことを目的としたフリーペーパー「やまとびと」(現在は会員制季刊誌)の発行を軸に印刷を入り口として様々な社会貢献を目的とした取り組みをして参りました。
やまとびとツアーズは「やまとびと」の読者の方から「一緒に旅がしたい」とお声がけいただいて2012年に誕生した旅行会社で主に着地型旅行を企画・販売しております。20数年の間、「やまとびと」で培って参りました御縁と独特の視点を武器にユニークな企画を展開しています。
「仏師と行くツアー」「大和妖怪ツアー」「インスタ僧侶ツアー」「古墳に入ろうツアー」などなど枚挙に暇がありません。やまとびとツアーズの事業の根底にあるのは着地型旅行を通じて持続可能な地域社会づくりの一助になるということです。
今後も旅行という体験活動を通じて「奈良を深く知りたい」というお客様のニーズに答え、社会に貢献できる取り組みを続けて参りたいと思います。何卒ご指導ご鞭撻くださいますようお願い申し上げます。
SUSTAINABLE TOURISM NEWS AROUND THE WORLD
4年連続で減少、日本人の「京都離れ」が始まった根本原因
Booking.com の最新調査によると世界の旅行客の55%が持続可能な観光を選択していかなければいけないと実感しているが、実際には持続可能な観光を選択するための情報が不足していたり、費用や旅行商品としての内容的にもそうした旅行を実践してもらうための課題がたくさんあるようです。
Booking.com reveals key findings from its 2019 sustainable travel report
なぜ我々は旅をするのか?
それは色々な理由からなりますが、傷心旅行など特別な場合を除いて楽しむことが大前提です。その楽しみの中には、郷土料理や景色を満喫、または自分を成長させるために新しい場所に出かけるなど多岐にわたります。
しかし、せっかくの訪問先がイメージと違っているとその旅の楽しさは半減してしまいます。
京都市が槍玉に挙がることが多いですが、このビジネス+ITの記事もしかりです。私も京都に住んでいますが、テーマパークのような観光地には住みたくないと思っていますし、観光客との共生も考えていますが、やはりこの「ブーム」の前の街が良かったというのが正直なところです。そう意見する人は友人知人含めて少なくありません。
京都への出張でも泊まることが出来なくなった高額なホテル料金、シルバー市民が座れない市バスとバス停の行列、昼夜を問わず騒ぎ、ゴミ処理の問題が多い民泊の課題など。
町家は外国資本に次々と売られ、京都は空洞化しているように思います。格安航空券で訪日する観光客をターゲットにすれば、当然観光地での客単価も下がり、サービスや受け皿の売り上げも軒並み下がるのではないでしょうか。
一方でBooking.comの英文記事を読み込むと、一年前に比べて持続可能な観光を選ぶ人が55%も増えているとあります。
しかし、その旅の楽しみ方やそもそも情報が少ないとの指摘もあります。気持ちがあっても、その方法が分からないのが約3分の1という数字は、旅行会社についても言えるのではないでしょうか。
JARTAは啓発活動を含め、旅行会社をより持続可能な形で運営し、国際的にも認知されるよう、活動を実施してまいります。
本年度からは、地球環境基金の助成事業を基盤とし、SDGs達成に寄与しながら、自然や文化を保護しながら地域経済を元気にする旅行商品造成の後方支援をいたします。
MASARU
サステイナブル・トラベルに関する調査結果を発表、日本人のエコ意識の低さが浮き彫りに | やまとごころ.jp
2019.5.31 発行